オンラインカジノは、株式上場している大手企業によって運営されているものもあれば、逆にマネーロンダリング(資金洗浄)という犯罪のために運営する悪質な業者だって存在するのも事実です。
ギャンブル業界は、1日に数千万円から数億円といった大きなお金が動くので、悪質な業者が後を絶ちません。
公営以外のギャンブルが禁止されている日本では、オンラインカジノの馴染みが薄く、どこの誰が、どういう仕組みで運営しているのか見当もつかないという点も気になりますよね。
そこで、運営ライセンスを国から取得しているのかどうかが重要になってきます。
ライセンスを取得している運営業者は、ライセンス番号や会社名、会社の所在地を明確にしなければならないため、どこの誰が運営しているのかが分かるからです。
運営ライセンスとは
ライセンスとは、「許可証」のことです。
オンラインカジノが禁止されている国は多数あります。それは、悪質な業者がはびこったり、犯罪の温床になるおそれがあるからです。
それに対して一部の国では、申請に基づいて許可がおりれば運営できるような仕組みがあります。それがオンラインカジノのライセンスと言われるものです。
ライセンスは簡単にもらえるものではありません。厳しい審査をクリアしなければならず、運営開始後も、監査機関による定期的なチェックを受けなければなりません。これらには大きなライセンス料も必要です。
つまり、きちんと運営しているものでなければ続けられないような仕組みになっているのです。
ライセンスを受けずに運営しているオンラインカジノは、悪質で「危険」とみて間違いありません。
どこの国がライセンスを発行しているか
ライセンスの中でも、信頼できるライセンス発行国は次のようになります。
・イギリス連邦
・イギリス連邦加盟国(セーシェル共和国など)
・イギリス領ジブラルタル
・マン島(イギリス王室属領)
・マルタ共和国(MGA)
・オランダ
・オランダ領キュラソー国
・フィリピン
など
ライセンスを交付しているオンラインカジノは、運営内容について第三者が厳密な監査を行っていて、適正な運営がされていることが確認されています。
日本向けのオンラインカジノは、キュラソーが一番多く、マルタ共和国、マン島、ジブラルタルのライセンスがあります。
Mystino(ミスティーノ)のライセンス
次がミスティーノのライセンス表記です。公式サイトに表記されています。
ミスティーノの公式サイトには、次のような記載があります。
「このウェブサイトは、キュラソーの法律に基づいて登録番号150895で登録され、キュラソーのEコマースパークHeelsumstraat 51に登録事務所を持つCurisle N.Vによって運営されています。
Curisle N.V.は、キュラソー州知事が発行したMaster Gaming License#8048 / JAZに従って、Antillephone N.Vが付与したサブライセンスを通じて正式にライセンスされています。
このウェブサイトの公開は、登録番号HE401596で登録されている、キプロスの法人である子会社Maliom Ltdと共同で行われています。」
日本語対応なので日本のサイトのように見えますが、キュラソー国の運営会社のサイトです。サーバーを調べてみると、実際にキュラソー国になっていることが分かります。
ライセンスを取得しているオンラインカジノには、少なくともライセンス番号、会社名、会社の所在地が表示されているので、アカウント登録する際は、これらを確かめてから行いましょう。
この他にも、信頼できる監査機関の名称や、ゲーミングソフトウェア会社が受けるライセンスや監査機関などもありますが、これらは公式サイトに記載がないこともありますから、最低でもオンラインカジノサイトのライセンスだけはチェックしましょう。
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